予防歯科 PREVENTIVE DENTISTRY

診査・診断

人それぞれ口内環境は異なるため、虫歯や歯周病のなりやすさにも個人差があるものです。まずは患者様のお口の中を正確に把握し、必要に応じた治療の実践や今後の予防プログラムの方針を決定します。
また、定期的な検査で病状の早期発見に努めます。

口腔内診断

まずはドクターが直接患者様の口腔状況を確認します。虫歯や歯茎の炎症の有無から歯石や着色汚れまで一通りチェックし、患者様の歯磨きのクセもここで把握します。

口腔内撮影

カメラで口腔内を一通り撮影します。歯と歯茎の現状の把握と今後の症状の変化の比較に用います。（半年〜1年に1度）

レントゲン撮影

歯や歯茎の内部まで見ることができるレントゲン撮影で、視診では発見できない虫歯や歯根のひび割れ、歯茎内の歯石の有無まで把握します。（1年〜2年に1度）

CT撮影

レントゲンでは把握できない、顎の内部構造や骨密度、複雑な形状の歯根を様々な角度・断面から確認し、予防プログラムの方針に役立てます。

口腔清掃

毎日丁寧な歯磨きをしていても、磨き残しは必ず発生してしまうもの。磨き残した歯垢は蓄積され、やがて硬い歯石に変わっていきます。この歯石は普通の歯磨きでは取れませんが、プロによるクリーニングであれば徹底的に除去することができます。
清潔な口腔内を保つためには、定期的に専門のクリーニングを受けていただくことが大切です。

PMTC

歯科医師や歯科衛生士が、専用器具を用いて歯面についた歯垢を機械的に除去するプロフェッショナルクリーニング。30分〜60分程度の時間をかけて行います。

専用ペーストの塗布

歯間・歯周ポケットの
清掃

歯面清掃

歯面の艶出し

フッ素の塗布

スケーリング

スケーラーという器具を使用し、主に歯の表面に沈着した歯石や細胞の塊を取り除きます。

ルートプレーニング

キュレットという器具を用いて、スケーリングでは取れない歯周ポケットの深い部分の歯垢や歯石を除去し、歯根表面も滑らかにします。

エアフロー

細かなパウダー粒子をジェット噴射で歯に吹きかけることで、歯を傷つけることなく歯面や歯周ポケットの歯石、着色汚れを取り除きます。

フッ素塗布

歯質の強化と、歯の再石灰化の促進、虫歯菌の抑制に効果を発揮します。フッ素の効果は約3ヶ月持続します。

進行・再発防止のための専門治療

SPT （サポーティブぺリオデンタルセラピー）

歯周病の症状が安定してきた頃に、その状態を維持するための定期的な治療のことをいいます。
咬合調整、SRP（スケーリング・ルートプレーニング）などを行い、長期的に歯周組織を安定させることを目指します。

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口腔管理

定期検診を通して専門的な処置を受けることも大切ですが、その効果を発揮できるのは毎日のケアがあってこそ。セルフケアの質を高めるためにも、患者様一人ひとりの口腔環境と生活習慣を把握し、その人に合わせた適切なケア方法をお伝えします。

ブラッシング指導

歯並びや日常の癖は人によって異なります。その人それぞれに適切なブラッシング方法をお伝えすることで、日々の歯磨きの磨き残しがなるべく少なく済むようにします。

食生活・生活習慣指導

歯の脱灰は通常、食後に発生します。その後徐々に再石灰化が進みますが、間食をするなどして再石灰化が中断されると、それだけむし歯になりやすくなります。
当院では、患者様の食生活が予防歯科の観点から見てどのような状態なのか可能な範囲でヒアリングし、適切なアドバイスをお伝えします。