一般歯科 GENERAL DENTISTRY
TOOTH DECAY
[ むし歯 ]
歯の構造
痛みはむし歯の危険サイン!? おとなのむし歯は痛みに気づきにくい
痛みを感じやすいこどものむし歯と違い、おとなのむし歯はエナメル質が完成しているため、痛みを感じにくい傾向にあります。また、おとなのむし歯は加齢などで露出した歯の根元(歯根)にできやすいですが、歯根の象牙質は刺激で厚みが増し、神経から刺激を遠ざけるため痛みが伝わりづらくなります。痛みがある場合はむし歯がかなり進行している可能性が高いため、早期に治療が必要です。
進行ステージ
進行段階に合わせた
治療を実践
おとなのむし歯は痛みなどの自覚症状が少なく進行するため、治療が遅れがちになります。早期の治療が実現できれば、健康な歯をできる限り削らず・抜かずに残すことができます。
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TREATMENT OF TOOTH DECAY
再発させない治療アプローチ
むし歯
治療
むし歯の治療は細菌の感染部分を除去し、歯の欠損部分を詰め物や被せ物で補います。一度治療したむし歯は、詰め物や被せ物が咬み合わせによってすり減ってきたり、隙間ができたりしてそこから再発しやすくなります。
修復と再発のサイクルを断ち切り
健康な歯を残す治療を目指す
むし歯の治療法である詰め物や被せ物は永久的ではありません。治療した部分から再発を繰り返し、削る部分が大きくなってくるとやがて歯を抜くしかなくなってしまします。当院では、このようなサイクルを繰り返さないためのむし歯治療に取り組んでいます。
- 毎日のセルフケアを怠らない
- 汚れのつきにくい詰め物・被せ物の素材選び
- 歯科医院での定期検診を受ける
正しい咬み合わせをつくり、
歯の機能を補う
歯の欠損部分を補うインレー(詰め物)とクラウン(被せ物)は、むし歯の状態に応じて種類や素材を提案しています。 ※一部素材は保険適用されます。
インレー
歯の比較的小さな欠損を埋める詰め物。歯形を取って作るので、奥歯の見えにくいところでも形が合わせやすいのが特徴です。
クラウン
大きな欠損には歯冠全体を被せるようにして補う被せ物。歯の広い面積を覆うので、歯の薄いところができにくく、歯をしっかり守れます。
PERIO
DONTITIS
[ 歯周病 ]
歯周病の自覚症状
見逃さないで!歯周病サイン 歯周病は自覚症状がないまま進行する
象牙質まで達すると痛みが出るむし歯に対し、目立った自覚症状が少ないのが歯周病。それは歯周病の早期発見することの難しさを意味し、歯を失う原因として歯周病が最も多いことにつながっています。しかし、歯周病の自覚症状がゼロというわけではありません。このサインを見逃さないことが、歯周病を重症化させないポイントです。
進行ステージ
早期治療で
歯周組織の回復を目指す
歯周病は、初期段階(歯肉炎)に口腔ケアを正しく行えば、健康な歯茎を取り戻すことができます。しかし、歯周炎まで進み、骨が溶け出してしまうと骨の回復は難しくなります。早期治療で健康な状態を取り戻しましょう。
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TREATMENT OF PERIODONTITIS
清潔な口腔内を
維持するアプローチ
歯周病
治療
歯周病を改善するためには、歯周病菌のかたまりである歯垢(プラーク)や歯石を取り除くことが不可欠です。
軽度の場合はスケーリングなどの歯周基本治療によって歯垢や歯石を取り除き、細菌活動を食い止めます。
歯周病が全身に及ぼす影響
細菌活動を抑制し、
口腔環境と全身の健康を守る
歯周病は細菌がお口の血管から体内に侵入することで、全身の深刻な病気を引き起こすリスクがあります。お口だけでなく、全身の健康を守るためにも適切なケアを行い、歯石や歯垢を除去して歯周病菌の繁殖を抑えることが大切です。
可能な限り歯を残す
歯周外科治療
フラップ手術
歯周組織再生療法
深い歯周ポケットがある重度な歯周病では、歯周基本治療では取りきれなかった歯垢や歯石を取り除き、破壊された顎の骨と歯の根っこをつなぐ歯周組織を再生する歯周外科治療を行うことで、歯を残せる可能性が高まります。
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歯周組織を再生し、
抜歯のリスクを軽減する
歯周ポケットを改善するために、歯茎を切開し、歯根の歯垢や歯石を取り除く、フラップ手術を行います。その後、欠損した歯周組織を再生するリグロスと呼ばれる薬剤を投与することで、歯を支えている歯周組織の再生を促します。